<ファブリック&リボンリースの作り方
Vol.2では、ガラリと雰囲気をかえて、黒を基調にした大人っぽいフェザーリースのレシピをお届けいたします。
大人のパーティも使っていただけるように色味を抑えてゴシック風なデザインになっています。
更に今回は、ビーズを編み込んだ蜘蛛の巣の作り方もご紹介します。
それではどうぞ、ご覧下さい。
黒いフェザーリースの作り方
まずはリースの作り方のご紹介です。
リース台は市販で販売されているもの。ボリュームを出す為のフェザーもガーランドになっているので、リース本体は比較的簡単に作れます。
そこで今回は、蜘蛛の巣を手作りで作る方法をご紹介いたします。
用意するもの
<資材>
・フロックリース(リース台。手に入らなければ適当なリース台を黒スプレーでペイントしてもOK)、
・フェザーガーランド、ブラックローズ(アーティフィシャルフラワー)、スパイダーブランチ
・グレーリボン254cm、ブラックレースリボン254cm
・メタリックコードシルバー16m、アクリルビーズ10mm(3種類)24個、グラスビーズ8mm(2種類)24個、ビーズ丸大グレー1パック
・地巻線ブラウン#24、
<道具>
セロハンテープ、ハサミ、ペンチ、アーティフィシャルカッター、グルーガン、かぎ針2号
ステップ1:メタリックコードをカット
まずは、蜘蛛の巣を手作りしていきます。使うのはメタリックコードです
・メタリックコードシルバーを8m2本に切り、切り口にセロハンテープを貼ります。
・メタリックコードに沿ってセロハンテープを切り取り、端を斜めに切ります。
ステップ2:ビーズを通す
ステップ1のコードに、ビーズを通していきます
ビーズ丸大5個、アクリルビーズ10mm1個、ビーズ丸大5個、グラスビーズ8mm1個を1セットとし、12セットをメタリックコードに通しておきます。
ステップ3:ビーズを通したコードを編む
ステップ2のビーズを通したコードをカギ針で編んでいきます
・かぎ針2号でメタリックコードを鎖編みします。2目は普通の鎖編み、1目はビーズをコードに通して8m分編みます。
・ビーズを通したメタリックコード8m分を2本編みます。
※ここでわざわざコードを編む理由ですが、一つめはビーズを通しただけだと動いてしまい、作業がしにくいこと、2つめは鎖編みにすることでキラキラしてより蜘蛛の巣らしく見える為です。
ステップ4:蜘蛛の巣を作る
カギ針編みが終わったらいよいよ蜘蛛の巣をリースに作っていきましょう
<1>経糸のかけ方
・2本編んだコードのうちの1本をまず使って、まずは縦に糸を掛けていきます。
・右下に集合点を決めメタリックコードを結びます。放射線状になるようにリースの左斜め上から順にコードを掛け、集合点に戻ります。
・メタリックコードを掛けたところは外れないように、地巻線ブラウン#24を1/4に切り、ねじり留めます。
・写真のようになるように、メタリックコードを掛けていきます。
<2>横糸のかけ方
・もう1本のメタリックコードを集合点に結び、蜘蛛の巣のように横糸を通していきます。経糸と交差する部分は経糸に1回絡ませて、固定します。
・メタリックコードの横糸は5~6段編んで這わせます。これで蜘蛛の巣が完成です!ビーズがきらきらと光って華やかな雰囲気になりました。
ステップ5:花材をいれる
蜘蛛の巣が完成したら次は花材をリースに入れていきましょう
<1>ローズ
・ブラックローズは枝ごとに切り分け、大きな2輪はお花が立ち上がるように茎を写真のように曲げます。
・地巻線ブラウン#24を1/3に切り、リースの土台の右下に大きなローズ2輪をワイヤーで留めます。
ぐらつく時はグルーを使い、見えないように裏から固定して下さい。
・今回は大きなローズは花芯の向きを揃えないようにしてみました。
<2>ローズの葉、蕾、スパイダーブランチ
・ブラックローズの葉と蕾とスパイダーブランチは写真のように茎を切ります。
・葉や蕾とスパイダーブランチは茎にグルーをたっぷりと塗り、大きなローズの周りにバランスを見ながら固定します。
<3>フェザーガーラド
・地巻線ブラウンを1/2に切り、U字に曲げます。リースの土台にフェザーガーランド乗せ、U字に曲げたワイヤーでねじり留めます。※写真はワイヤーが見えやすいように白のワイヤーを使用してます。
・ペンチを使い、U字のワイヤーはリースの裏側でしっかりとねじります。
・フェザーガーランドはリースの左下部分から外側を通り、右上の対角部分までワイヤーで留めます。
・フェザーガーランドは右上からリースの内側を通るように、ワイヤーで留めます。ガーランドは左下まで留め、余分な部分は切ります。
<4>リボン(小)
・グレーのリボンとブラックレースリボンを30cmで切り重ねます。リボンが輪になるように2cm重ね、地巻線ブラウン1/3を合わせ目の中央に縦に載せます。
・ワイヤーが内側になるようにリボンを二つ折りにします。
・ワイヤーをきつくねじり、2ループリボンを作ります。
・上記の要領で2ループリボンを3パーツ作ります。
・リボンのワイヤー部分にグルーを塗り、ローズの周りに固定します。
<5>リボン(大)
・リボン(大)を留める下の部分に、まずはフックを作ります。
・グレーリボンとブラックレースリボンを40cmに切りって重ねたら、リースの上部の裏側で結びます。写真はリースの裏側になります。
・地巻線ブラウン#24でフックを作ります。フックをねじる際はリースの土台とリボンが動かないように一緒にワイヤーを掛けるようにします。
・グレーリボンとブラックレースリボンを115㎝で切り、グレーリボンの上にブラックレースを重ねます。3ループのリボンを作りますので、重ねたリボンを写真のように、3回巻きます(リボンの横幅は約17cm)。中央に地巻線ブラウン1/3を縦に置き、指で押さえます。
・リボンを内側にして二つ折りにし、ワイヤーをきつくねじり、ねじった部分は1cm残して切ります。
・リボンを広げ、立体的になるよう形を整えます。
・再びグレーリボンとブラックレースリボンを9cmで切り重ねておきます。先ほど作ったリボンの中央に9㎝の重ねリボンをおいて、裏側でリボンの端をグルーで貼り合わせます。
・形を整えます。
出来上がったリボン(大)を、フックを付けたリボンの上にグルーで貼ります。
完成です
ブラックリース・おわりに
今回は市販の「フロックリース」を活用して土台にし、半分だけ羽根をつけましたが、手に入りやすい蔓のリースを黒く着色したものなら一周羽根で覆ってしまえば、ボリュームが出やすいと思います。
羽根を使うとゴージャスなリースになりますので、合わせる花材を色々工夫して作ってみてください。
トップ画像のリース、良く見ていただくと、ビーズで作った蜘蛛がいるのがわかりますか。
この蜘蛛のレシピもご紹介しますのでこちらもご覧ください。
<ビーズのクモの作り方
フェザーリースの作り方を教えて下さったのは・・・
「アトリエ・セリージェ 」鈴木ひろみ先生です
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