こんにちは。町田のライセンススクール、
花と輸入雑貨「フルールベネット」主宰の通地美弥子です。
みなさんは普段フラワー制作に携わっている時に、
「予算を抑えつつも華やかにディスプレイしたい!」
「躍動感のある作品を作ってみたい!!」
そんな風に思うことは多々ありませんか。
ボリューム感を出したいけど予算がない…。
これは多くの人が抱える共通の課題だと思います。かく言う私もその一人です。
今回は、そんなお悩みを解消してくれる枝物を上手く利用した『ブランチフレームブーケ』をご紹介いたします。
少しのひと手間でグンと華やぐテクニックをお伝えします。
・【枝物使いのテクニックvol.1】
少量の花材でもツル枝の「フレーム」使いで豪華に演出 ♪
『ブランチフレームブーケ』
・【枝物使いのテクニックvol.2】
空間を活かした「フレーム」使い★『ブランチフレームブーケ』
ご一緒にお楽しみください!
♦使用する花材・資材はこちら!
前回と同様、今回も雲竜柳を使って組んでいきたいと思います。
水揚げ後、
使用予定の2時間前に水から出しておくと、使う時に加工(曲げ)がしやすくなります。
・雲竜柳
・グレビレア「アイヴァンホー」
・ダリア
・サラセニア「レウコフィラ」
・石化ケイトウ
・フジバカマ
・ワレモコウ 【資材】
・裸ワイヤーロング(L72㎝ #16 )10本
・地巻きワイヤーグリーン(#24・#28)各2~3本
・フローラルテープ(グリーン)
♦1・アシストベースの下準備
裸ワイヤ―ロング(#16)とフローラルテープ(グリーン)を用意します。
まずは、アシストのハンドル部分作ります。裸ワイヤ―を3本用意したら半分に切ります。
2本1組にして、フローラルテープを上から下まで巻きます。これを3組作ります。
次にアシストベースの輪の部分(三角)を作ります。
同じように2本1組にして(半分に切らずにそのまま使用)フローラルテープを巻き、好みの長さで曲げて三角計にします。
先端は地巻ワイヤ―(グリーン)で巻いて固定します。
次に、地巻きワイヤ―グリーン(#28)を使って、輪(三角)とハンドルをそれぞれ固定していきます。
※ここでは分かりやすくするために、シルバーワイヤ―を使用しています。
三角の角にハンドル部分のワイヤーを十字になるように当てるとしっかりと固定されます。
他の2か所も同じように固定していきます。
♦2・本体の製作「ブランチフレーム作り」
まずは、雲竜柳とグレビレアを(各1本)2本で1セットにします。
三角形になるようにイメージをしながら2組目をセットします。
下の図の矢印のように、一方向に置いていきます。
3セット目でしっかりと三角に形を整えたら、ボリュームを出すためにグレビリアをさらに1~2本追加で乗せていきます。
茎の本数を増やすことで、ブランチフレームの強度が増します。なるべく固くて太い茎を選ぶようにしましょう。
オレンジの〇で囲った三か所のポイントを、地巻ワイヤ―で巻き付けて固定します。
♦3・ワイヤ―アシストとブランチフレームを固定する
グリーンワイヤ―(#24)でアシストとフレームを結束していきます。
三角の各コーナー3か所をしっかりと結束しましょう。
これでブランチフレームアシストの完成です。
♦4・ブランチフレームに花材を組み込む
花材を用意します。
まずはダリアを3本入れていきます。花束の基本「スパイラル」を意識して組んでいきましょう。
次にサラセニアを3本とフジバカマを3本入れていきます。
間を埋めるようにワレモコウを数本入れていきます。
透け感を意識して空間を残すように整えます。
オアシステープで結束して茎下切りそろえたら完成です!
♦終わりに
前回は長い雲竜柳を用いたブランチフレームの製作事例をご紹介いたしましたが、
今回はある程度の長さがあれば空間を活かすことのできるテクニックをご紹介させていただきました。
東京町田 ライセンススクール
フラワー&輸入雑貨「フルールベネット」通地 美弥子
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